鼻
鼻腔腫瘍を低侵襲かつ効果的に摘出できる術式の開発および治療法を探求しています。繰り返す手術によって粘膜の再生が障害されている疾患に対して、その粘膜上皮欠損部分を補うために、温度応答性培養皿を用いて鼻粘膜シートを作製し、移植が可能であるか動物実験を用いて検討を行っています。
咽頭・喉頭
ラットの舌下神経を切除することにより舌の運動機能を障害することで嚥下機能障害を引き起こし、自然飼育により誤嚥性肺炎を発症する動物モデルの作製を行っています。
また、実際に嚥下障害患者が摂取する食事を気管内投与することにより、誤嚥した際に生じる肺炎の程度を組織学的に解明し、嚥下障害患者における適切な嚥下調整食の提供を目指すべく、研究を行っています。